肝胆膵第76巻第4号

肝発癌と腸内細菌叢異常

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  • 飯田 宗穂(金沢大学)
  • 発行日:2018年04月28日
  • 〈要旨〉
    慢性肝疾患患者の腸内細菌叢の構成は健常者と異なりdysbiosisの状態にある.腸内細菌叢dysbiosisに加えて胆汁酸産生の減少やアルコール・高脂肪食の摂取が複雑に関連して,慢性肝疾患患者の消化管粘膜バリアは破綻した状態にある.結果として,肝に流入する腸内細菌叢産物であるデオキシコール酸やリポ多糖(LPS)が増加し,炎症や肝線維化,細胞増殖を誘導し肝発癌を促進させる.腸内細菌叢のdysbiosisや消化管粘膜バリアを標的として改善させることで肝発癌を予防する試みが行われている.

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Liver carcinogenesis and dysbiosis of gut microbiota
飯田 宗穂
金沢大学附属病院消化器内科