肝胆膵第76巻第4号

ヘパトカインセレノプロテインPによって惹起される多面的な病態

電子書籍のみ

  • 御簾 博文(金沢大学)
  • 発行日:2018年04月28日
  • 〈要旨〉
    肝臓は生体内最大の液性因子産生臓器である.非アルコール性脂肪肝患者や2型糖尿病患者では,肝由来液性因子“ヘパトカイン”の分泌異常が全身で多種多様な病態を惹起している可能性がある.われわれはこれまでにインスリン抵抗性の発症に関連するヘパトカインとしてセレノプロテインP(SeP)を同定した.その後の研究で,SePが血管新生障害,運動抵抗性,膵インスリン産生障害などのさまざまな病態を惹起することが明らかとなった.SePを標的とする創薬に向けた今後の研究の発展が期待される.

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Various forms of pathologies induced by hepatokine selenoprotein P
御簾 博文*1,2
*1金沢大学大学院 医学系内分泌・代謝内科学
*2日本科学技術振興機構さきがけ