肝胆膵第76巻第4号

Mallory-Denk体と細胞ストレス

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  • 原田 大他(産業医科大学)
  • 発行日:2018年04月28日
  • 〈要旨〉
    Mallory-Denk体は,さまざまな肝疾患で生じる肝細胞内の封入体である.その主な構成成分はケラチン8/18,ユビキチン化蛋白ならびにp62などである.類似の構造物は多くの神経変性疾患や筋疾患でも観察される.細胞は常に正しい3次元構造を呈さない異常蛋白(unfolded protein)を産生しており,遺伝子変異,酸化ストレスやウイルス感染などでこの産生が亢進する.細胞にはプロテアソームとライソゾームの二つの蛋白分解系が存在する.Unfolded蛋白はユビキチン・プロテアソームシステムやオートファジーにより分解されるが,その分解能を超える異常蛋白が生じた場合には小胞体ストレスが生じて,培養細胞においては細胞内にaggresomeと称される封入体が形成される.Mallory-Denk体の形成は,さまざまなストレスでunfolded蛋白の産生が細胞内の蛋白分解機構の分解能を超えた場合の肝細胞の適応反応と考えられる.

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Mallory-Denk bodies against various cellular stresses
原田 大 本間 雄一 大江 晋司 南 創太 草永 真志
産業医科大学医学部第3内科学