肝胆膵第77巻第2号

  • 特集/急速に変貌する肝細胞癌の薬物療法2018 Update
  • 発行日:2018年08月28日
  • 〈企画趣旨〉
     近年の肝細胞癌の薬物療法の進歩は著しい。ソラフェニブ、レゴラフェニブ、レンバチニブに加えカボザンチニブも日本を除く海外の国際共同第Ⅲ相臨床試験が成功し肝癌薬物治療に新たな選択肢が続々と登場しつつある。また免疫療法の進歩も著しい。2017年9月にはニボルマブが第Ⅰ/Ⅱ相試験の結果だけでソラフェニブ進行後の2nd line薬剤としてFDAに承認された。2018年1月のASCO-GI、2018年6月のASCOでは、これらの新しい薬剤の臨床試験結果が続々と公表される予定となっている。その試験結果を余すところなく記載して肝細胞癌の薬物治療の最先端の進歩を特集したい。

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〈目次〉
〔巻頭言〕急速に変貌する肝細胞癌の薬物療法 山口大学名誉教授 沖田 極
特別座談会
肝細胞癌薬物療法のパラダイムシフトを語る (司会)工藤 正俊(近畿大学)/古瀬 純司(杏林大学)/池田 公史(国立がん研究センター東病院)/北野 滋久(国立がん研究センター中央病院)
Ⅰ.ソラフェニブ
Multi TKI時代におけるソラフェニブの位置づけ 国立病院機構九州医療センター 和田 幸之,他
2剤を使いきるためにいかにTACE不応・TACE不適をどう見分けるか 武蔵野赤十字病院 安井 豊,他
TACEによる肝予備能低下―ALBI score/gradeによる評価― 愛媛県立中央病院 平岡 淳,他
TACEとソラフェニブ併用試験(TACTICS)の概要と成功要因―過去の失敗試験との比較からTACE併用試験のendpointを考える― 近畿大学 工藤 正俊
ソラフェニブと肝動注療法の併用療法 岡山市立市民病院 湧田 暁子,他
ソラフェニブの副作用中止例に対する次治療 三井記念病院 大木 隆正
ソラフェニブ治療の不耐例に対する次治療―動注化学療法の位置づけ― 金沢大学 山下 竜也,他
Ⅱ.レンバチニブ
REFLECT 試験の結果を振り返るレンバチニブの高い奏効率の臨床的意義 近畿大学 工藤 正俊
非劣性試験デザインとプライマリエンドポイントの変遷 中央大学 大橋 靖雄
レンバチニブとソラフェニブの有効性および肝機能の変化―REFLECT試験への登録症例の経験から― 近畿大学 上嶋 一臣,他
REFLECTと実臨床でのレンバチニブの臨床経験 武蔵野赤十字病院 土谷 薫,他
JSHガイドラインにそってレンバチニブをどう使うか 帝京大学 淺岡 良成,他
Multi TKI 時代にレンバチニブをどう使うか 横浜市立大学附属市民総合医療センター 沼田 和司,他
レンバチニブの副作用プロファイルと管理 広島大学 相方 浩,他
レンバチニブのQOLと費用対効果 近畿大学 上嶋 一臣,他
レンバチニブの奏効症例 大阪赤十字病院 西島 規浩,他
レンバチニブの高い奏効率の臨床的意義 秦野赤十字病院 田中 克明
両葉多発結節はTACEか分子標的薬か 虎の門病院 小林 正宏
Ⅲ.レゴラフェニブ
レゴラフェニブ使用の1 年を振り返る 神奈川県立がんセンター 森本 学,他
レゴラフェニブの1年間の使用経験から学んだこと 名古屋大学 葛谷 貞二,他
レゴラフェニブ登場によるソラフェニブ中止時期への影響 三井記念病院 大木 隆正
レゴラフェニブの使用上の注意点 京都府立医科大学 森口 理久,他
レゴラフェニブの副作用管理 国立がん研究センター東病院 竹野 美沙樹
レゴラフェニブの使用経験 金沢大学 荒井 邦明,他
当院のレゴラフェニブ使用経験 広島大学 河岡 友和,他
国際共同観察研究REFINEの試験デザイン 国立がん研究センター東病院 池田 公史
ソラフェニブ・レゴラフェニブsequential 治療の実臨床における成績 千葉大学 小笠原定久,他
レゴラフェニブの基礎データと他標的薬との併用 大阪大学 小玉 尚宏,他
レゴラフェニブのソラフェニブ耐性に対する効果発現機序-update- 金沢大学 山下 太郎
Ⅳ.ほかの分子標的薬の動向
Cabozantinibの第Ⅱ相試験の振り返りと第Ⅲ相試験結果 杏林大学 古瀬 純司
ラムシルマブの第Ⅲ相臨床試験結果 高松赤十字病院 小川 力,他
分子標的薬のバイオマーカー探索 近畿大学 西尾 和人
肝細胞癌の臨床試験における留意点 金沢大学 寺島 健志,他
Ⅴ.免疫チェックポイント阻害剤
ニボルマブの臨床試験のアップデート 愛媛県立中央病院 平岡 淳,他
進行肝細胞癌に対するペムブロリズマブの治療成績 ―KEYNOTE-224-Studyから― 久留米大学 鳥村 拓司
免疫チェックポイント阻害剤のバイオマーカー探索 国立がん研究センター先端医療開発センター 福岡 聖大,他
Ⅵ.免疫チェックポイント阻害剤 (単剤治療)の限界とその克服
免疫抑制的腫瘍微小環境 慶應義塾大学 河上 裕
肝臓の免疫微小環境 金沢大学 水腰 英四郎
どのようにしてcold tumorをhot tumorに変えるか 近畿大学 工藤 正俊
Ⅶ.免疫チェックポイント阻害剤同士のコンビネーション治療
ニボルマブ(PD-1抗体)+イピリムマブ(CTLA-4抗体) 併用試験の概要と他癌種での成績 国立がん研究センター中央病院 山本 駿,他
Durvalumab(抗PD-L1抗体)+Tremelimumab(抗CTLA-4抗体) の第Ⅰ/Ⅱ相試験結果 京都府立医科大学 森口 理久,他
ヒマラヤ試験の概要 金沢大学 荒井 邦明,他
その他のIO+IOの臨床試験の可能性 近畿大学 上嶋 一臣,他
Ⅷ.免疫チェックポイント阻害剤と分子標的薬の併用療法
ペムブロリズマブとレンバチニブの併用試験 国立がん研究センター東病院 池田 公史
ペムブロリズマブとレンバチニブはなぜ相乗効果をもつのか エーザイ株式会社 加藤 悠,他
ソラフェニブvsアテゾリズマブ+ベバシズマブの第Ⅲ相試験 (IMbrave150 試験) 北海道大学 小川 浩司,他
進行肝細胞癌に対するほかのチロシンキナーゼ阻害剤を併用する複合癌免疫療法の開発状況 金沢大学 山下 竜也,他
腫瘍免疫抑制環境の成立とチロシンキナーゼ阻害剤の作用―チロシンキナーゼ阻害剤と免疫チェックポイント阻害剤併用のコンセプト― 近畿大学 西田直生志,他
Ⅸ.免疫チェックポイント阻害剤と局所治療との組み合わせ治療の可能性
肝細胞癌の切除・RFA後のアジュバント・ネオアジュバント療法 近畿大学 工藤 正俊
TACEと免疫チェックポイント阻害剤の併用の可能性 千葉大学 小笠原定久,他
放射線治療との併用 国立がん研究センター中央病院 北野 滋久
〔学会REPORT〕
第54回米国臨床腫瘍学会(ASCO) 近畿大学 工藤 正俊
米国臨床腫瘍学会消化器癌シンポジウム(ASCO-GI) 高松赤十字病院 小川 力
第53回ヨーロッパ肝臓学会(EASL) 愛媛県立中央病院 平岡 淳
臨床研究
免疫チェックポイント阻害剤の免疫関連有害事象マネージメント―肝障害マネージメントのポイント― 金沢大学 水腰 英四郎,他