肝胆膵第77巻第2号

免疫抑制的腫瘍微小環境

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  • 河上 裕(慶應義塾大学)
  • 発行日:2018年08月28日
  • 〈要旨〉
    腫瘍微小環境では,がん細胞の遺伝子異常,遺伝子多型に規定される免疫応答体質,さらに環境因子が関与する多様な機序により免疫抑制環境が構築され,がん細胞は抗腫瘍免疫から逃避する.免疫抑制機構は,がん細胞の異常を起点として起こる免疫抑制(innate resistance)と,いったん誘導された抗腫瘍T細胞を起点とする免疫抑制(adaptive resistance)に大きく分けられる.その免疫病態は,がん種ごと,同じがんでもサブタイプごと,症例ごとに異なり,さまざまながん治療の効果に関係する.腫瘍微小環境の免疫病態の解明とその制御法の開発は,より効果的な個別化・複合がん免疫療法の開発につながる.

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Immunosuppressive tumor microenvironment
河上 裕
慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門