肝胆膵第77巻第2号

レゴラフェニブの副作用管理

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  • 竹野 美沙樹(国立がん研究センター東病院)
  • 発行日:2018年08月28日
  • 〈要旨〉
    レゴラフェニブの第Ⅲ相試験はソラフェニブに忍容性のある患者のみを対象として行われ,有害事象による中止が25%,減量または休薬を要したのが68%だった.主に手掌・足底発赤知覚不全症候群,下痢,疲労・倦怠感,高血圧,肝障害などがみられた.治療開始前は手足への物理的刺激の軽減,保湿剤の塗布,家庭での血圧測定などを患者に説明する.治療開始後は病院に連絡いただきたい症状として,手足の疼痛,高血圧の目安などを具体的に説明する.適切な症例選択と,投与中の慎重な経過観察,必要時の速やかな減量や休薬を行うことが重要である.速やかで適切な対応のためには,医療者間で副作用発現時の対応方法をあらかじめ検討し共有しておくことが有用である.

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詳細

Management of adverse events associated with regorafenib for hepatocellular carcinoma
竹野 美沙樹
国立研究開発法人国立がん研究センター東病院薬剤部