肝胆膵第77巻第2号

当院のレゴラフェニブ使用経験

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  • 河岡 友和,他(広島大学)
  • 発行日:2018年08月28日
  • 〈要旨〉
    当院においてレゴラフェニブ治療を行った15例について,有効性と安全性を評価した.15例ともソラフェニブ治療により画像上の病勢進行が確認され,Child-Pugh A,ECOG performance Status 0/1,ソラフェニブ忍容性のある症例であった.RESORCE試験のプロトコルに準じて160 mg/日,3週投薬1週休薬で開始した.CTCAE Grade 3の有害事象として,3例に高血圧,AST上昇,2例に手足症候群,1例に低リン血症,食欲不振,ALT上昇を認めた.また,最大の効果判定では,PR 3例,SD 4例,PD 8例で奏効率は20%,病勢制御率46%であった.RESORCE試験に準じた適格症例の選択と副作用マネージメントが重要と思われた.今後,二次治療を見据えた一次治療のマネージメントがますます重要になると思われる.

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Regorafenib for advanced HCC
河岡 友和 相方 浩 内川 慎介 児玉 健一郎 茶山 一彰
広島大学病院消化器・代謝内科