肝胆膵第77巻第2号

ソラフェニブの副作用中止例に対する次治療

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  • 大木 隆正(三井記念病院)
  • 発行日:2018年08月28日
  • 〈要旨〉
    本邦でソラフェニブが使用できるようになって間もない頃,手足症候群,高血圧症,下痢などの分子標的薬特有の副作用のため,中止例が続発した.副作用中止例に対する次治療を考えるうえで重要なことは,中止の原因となった副作用が,対策可能なものかどうか判断することである.薬剤に対するアレルギー反応のような強い副作用に関しては,原則再投与が困難であると考えるが,先にあげた手足症候群,高血圧症,下痢などに関しては,十分に対策が可能な副作用である.副作用でソラフェニブの投与を一時中断した場合,副作用の対策が可能なものか,そうでないものか,よくよく検討を行い次治療への変更を模索するべきであると考える.

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Adverse events related to sorafenib and alternative treatments
大木 隆正
三井記念病院消化器内科