肝胆膵第81巻第2号

経皮経肝的胆管結石治療(PTCS下EHL,PTPBD)はここがすごい

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  • 林 哲二,他(新潟県立十日町病院)
  • 発行日:2020年08月28日
  • 〈要旨〉
    当科で行っている経皮経肝的胆管結石治療であるpercutaneous transhepaticpapillary balloon dilation(PTPBD)について報告する.PTCD後に,同ルートからバルーンで十二指腸乳頭を拡張,必要に応じてPTCS下EHLを施行後,排石用のバルーンカテーテルで結石を順行性に十二指腸へ排石する方法である.PTGBDから胆嚢管を経由するルートでも同様に排石が可能である.これまでに80例(PTGBDルートからは17例)を施行し,良好な成績を収めている.穿刺からカテーテル抜去まで平均10.6日(最短4日)と短期間であり,重篤な合併症も認めていない.同手技は簡便かつ迅速で安全に施行でき,遺残結石も少ないことから,今後胆管結石治療の有力な選択肢の一つとなると考えている.

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詳細

Percutaneous transhepatic or transcystic papillary balloon dilation: an effective alternative in the treatment for choledocholithiasis
林 哲二*1 福成 博幸*1 設楽 兼司*2
*1新潟県立十日町病院外科
*2メディカルフォレスト十日町中央クリニック