レンバチニブによる肝細胞癌治療
当科における進行肝細胞癌に対するレンバチニブの初期使用経験
電子書籍のみ
- 小笠原 定久，他(千葉大学)
- 発行日：2019年01月21日
- 〈要旨〉
2018年3月よりREFLECT試験の結果に基づき,レンバチニブが進行肝細胞癌に対する一次治療の薬剤として実臨床で使われるようになった.適格・除外基準により患者選定をされたうえで行われる治験のデータと実臨床のデータが異なることは,肝細胞癌に限らずしばしば散見される.新たな薬剤が実地臨床で使われるようになった際にその初期経験を共有することは,新規薬剤の特性を理解するためにも肝要であると考える.本稿では,当科でのレンバチニブの初期経験を報告する.
詳細
Lenvatinib in patients with advanced hepatocellular carcinoma; the initial real-world date from Japanese field practice
小笠原 定久*1,2 大岡 美彦*1 丸田 享*1 前田 隆宏*1 小林 和史*1 清野 宗一郎*1 中村 昌人*1 齊藤 朋子*1 鈴木 英一郎*1 中本 晋吾*1 安井 伸*1 太和田 暁之*1 千葉 哲博*1 丸山 紀史*1 加藤 直也*1
*1千葉大学大学院医学研究院消化器内科学
*2同 医学部附属病院臨床試験部