レンバチニブによる肝細胞癌治療

レンバチニブの併用療法の開発の展望

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  • 池田 公史(国立がん研究センター東病院)
  • 発行日:2019年01月21日
  • 〈要旨〉
    進行肝細胞癌に対して,腫瘍縮小効果が高いレンバチニブが登場したことで,さらなる治療効果を期待して,レンバチニブと免疫チェックポイント阻害剤や肝動注化学療法との併用療法の開発が次々に計画されている.レンバチニブとペムブロリズマブの併用療法は,さまざまな癌腫において有効性が報告されていた.肝細胞癌に対しても第Ⅰb相試験が行われ,奏効割合は46%,病勢制御割合は100%と非常に良好な結果が報告され,今後,レンバチニブ単剤と比較する第III相試験も予定されている.また,レンバチニブとニボルマブの併用療法の開発も進行中である.そして,レンバチニブとシスプラチン肝動注化学療法の併用も,ソラフェニブとシスプラチン肝動注化学療法で良好な結果が示されたことから期待され,現在,多施設共同の第Ⅱ相試験が進行中である.

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Perspective of development of combined therapy of lenvatinib
池田 公史
国立がん研究センター東病院肝胆膵内科