肝細胞癌に対するレゴラフェニブ治療

進行肝細胞癌に対するレゴラフェニブの使用経験-投与後早期の変化に着目-

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  • 葛谷 貞二・他(名古屋大学)
  • 発行日:2017年12月22日
  • 〈要旨〉
    2nd lineとしてのレゴラフェニブが投与可能となり,ソラフェニブ不応後の進行肝細胞癌患者の予後延長が期待される.自験例において投与後早期にレゴラフェニブによる抗腫瘍効果がみられた症例を経験した.一方,初回画像的PDまでソラフェニブ単独治療であった105 例中,PD判定時にレゴラフェニブへの移行条件を満たす症例(37 例:35.2%)は,満たさない症例(68例:64.8%)より少なかった.ソラフェニブ不応時,全例がレゴラフェニブへの切り替えが可能でない点に注意が必要である.ソラフェニブ・レゴラフェニブ治療を有効に行うためには,今まで以上に適切なソラフェニブ治療のマネジメントや不応の判断が重要と考えられる.

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詳細

Initial experience of regorafenib therapy for patients with advanced hepatocellular carcinoma focusing on early clinical response after administration
葛谷 貞二 石上 雅敏 後藤 秀実
名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学