肝細胞癌に対するレゴラフェニブ治療
RESORCE試験のデータ-治療成績のUpdate,日本人サブグループの治療成績,レゴラフェニブのバイオマーカー-
電子書籍のみ
- 池田 公史(国立がん研究センター東病院)
- 発行日:2017年12月22日
- 〈要旨〉
RESORCE試験のUpdateの結果が報告され,主解析と遜色ない結果であった.追加解析として,ソラフェニブ開始からの生存期聞が26か月と非常に良好な生存期間が報告された.日本人集団のサブ解析では,有効性は同様に期待できるが,有害事象が高頻度に認められており,注意が必要である.バイオマーカーもさまざま検討されているが,まだ確立したマーカーは見いだせていない.
詳細
Additional analysis of RESORCE trial: update analysis, subgroup analysis of Japanese patients, and biomarker of regorafenib
池田 公史
国立がん研究センター東病院肝胆膵内科