肝胆膵第75巻第2号

市中病院における進行肝細胞癌に対するソラフェニブ副作用対策の工夫−患者サポートプログラム・ネクサリンクの導入−

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  • 山本 義也,他(市立函館病院)
  • 発行日:2017年08月28日
  • 〈要旨〉
    当院においてソラフェニブが導入された進行肝癌について検討した.病勢制御率57%,生存期間中央値551日,無増悪期間中央値142日と比較的良好な結果が得られた.予後に関連する因子として,肝予備能,治療効果,後治療,ソラフェニブ投与期間があげられた.治療の継続には手足症候群をはじめとした有害事象対策が重要であると考え,電話相談による外来患者支援システム(ネクサリンク)を構築した.有害事象への適切な対応によりソラフェニブ投薬状況は改善しており,同時に精神的な支えとしても機能していた.地方病院の癌診療において有益なチーム医療システムと思われた.

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詳細

Treatment efficacy and adverse events of sorafenib for advanced hepatocellular carcinoma : introduction of a telephone consultation support system for outpatients (NexaLink)
山本 義也*1 坂田 幸雄*2 松丸 亜紀*3
*1市立函館病院消化器病センター消化器内科
*2同 薬局 
*3同 看護局