臨床精神医学第52巻第5号

TAAR1アゴニストの開発の現状

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  • 籔内 一輝・他(住友ファーマ株式会社)
  • 発行日:2023年05月28日
  • 抄録:生体内微量アミンは神経伝達物質と化学構造が類似するchemical messengerであり,長らくの間,特に哺乳類での生体内機能の解明が遅れていた。その受容体とされるtrace amine-associated receptor 1(TAAR1)が2001年に同定されて以来,選択的リガンドが合成され,さまざまな非臨床研究成果が報告されてきた。特にTAAR1アゴニストは,非臨床試験において抗精神病薬様作用が報告されてきたことから統合失調症での臨床開発が進められている。本稿では公表論文のreviewに基づき,主にTAAR1アゴニストの非臨床データや臨床データ,ならびに統合失調症を対象とした臨床開発の現状を紹介する。

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Current status of TAAR1 agonist development
籔内 一輝*1 Nina Dedic*2 Heather Dworak*2 Seth Hopkins*2 Courtney Zeni*2 Kenneth Koblan*2
*1住友ファーマ株式会社開発本部CNS臨床開発
*2 Sunovion Pharmaceuticals Inc