臨床精神医学第52巻第5号

統合失調症のバイオマーカーの可能性

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  • 田畑 光一・他(東京都医学総合研究所)
  • 発行日:2023年05月28日
  • 〈抄録〉
    現代医学の取り扱うあらゆる疾患において,バイオマーカーはその診断・治療に必要な客観的指標のことである。通常,医学的疾患の診断基準には,医師の問診,身体診察から得られる臨床的評価に加え,血液,画像,病理組織検査などの臨床検査結果が組み込まれている。バイオマーカーは,より精度の高い診断を行うために必要な情報であり,理想的には,空間的・時間的(どの病院でも,どの医師でも,どの診察でも)に一貫した医学的評価が担保されることにより,患者の正しい疾病理解や安心感,ひいては医療に対する信頼につながると考えられる。本稿では,近年研究が進んでいる統合失調症のバイオマーカーについて,特に末梢バイオサンプルを用いた研究のエビデンスを整理した。また,筆者らが推進しているバイオマーカー探索研究として,終末糖化産物(advanced glycation end products:AGEs)についても紹介し,精神疾患との関連を述べた。

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Biomarkers for schizophrenia
田畑 光一 鳥海 和也 新井 誠
公益財団法人東京都医学総合研究所精神行動医学研究分野統合失調症プロジェクト