Bone Joint Nerve通巻第9号第3巻第2号

上肢絞扼性神経障害に対する電気診断

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  • 宮坂 芳典(仙塩利府病院)
  • 発行日:2013年04月10日
  • 〈抄録〉
    電気生理学的手法を用いた電気診断学は整形外科的立場からは,絞扼性神経障害の鑑別診断と手術療法を行う際の麻痺の重症度の評価に有用である.この分野における電気診断学の最近の進歩について紹介した.高齢者の手根管症候群症例の増加に伴い,臨床症状と臨床徴候だけではその重症度の評価が困難な場合が多くなっているが,その神経障害gradingに際して電気診断は有用な武器となる.一方部位診断の困難な尺骨神経麻痺症例に対しては,電気診断(inching法)は局在診断を行う際に,極めて有効な評価法である.糖尿病増加に伴って糖尿病性神経障害(diabetic neuropathy;DN)は将来QOLを阻害する合併症として重要性を増している.DNとの鑑別のみならず,糖尿病を有する絞扼性神経障害の診断における問題点とその電気診断における進歩についても述べた.

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Electrodiagnosis in the entrapment neuropathy in upper extremities
宮坂 芳典
仙塩利府病院整形外科