肝胆膵第82巻第2号
思春期ならびに若年成人においてB型慢性肝炎の治療法は変わるのか
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- 四柳 宏(東京大学医科学研究所)
- 発行日:2021年03月28日
- 〈要旨〉
小児期のB型慢性肝炎は自然軽快傾向の強い疾患であり,インターフェロン治療効果も良好である.しかし一部の治療効果不良例,肝炎持続例において肝細胞癌の合併もみられる.慢性活動性肝炎を繰り返す患者,インターフェロン治療効果不良の患者に対しては慎重な経過観察,さらに就学後は核酸アナログ製剤の投与も考慮するのが望ましい.
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Will treatments for chronic hepatitis B in adolescents and young adults change?
四柳 宏
東京大学医科学研究所先端医療研究センター感染症分野