肝胆膵第82巻第2号

肝内胆管癌の分子生物学的特徴

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  • 谷合 智彦,他(東京医科歯科大学)
  • 発行日:2021年02月28日
  • 〈要旨〉
    近年,種々の癌で特徴的な遺伝子変異が発見されており,それに伴い分子生物学的なサブクラス分類の報告がなされている.肝内胆管癌では,IDH1/2,BAP1,ARID1Aなどのエピゲノム関連遺伝子,KRAS,BRAF,FGFR2に代表されるRASシグナル関連遺伝子,TP53,CDKN2A/Bなどの細胞周期関連遺伝子の変異が報告されており,これらの遺伝子を標的とした分子標的治療薬のいくつかはすでに臨床試験が進んでいる.既存の抗癌剤治療では依然として予後不良である肝内胆管癌において,分子生物学的特徴に基づいた治療戦略の確立が期待される.

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Molecular and biological characteristics of intrahepatic cholangiocarcinoma
谷合 智彦*1,2 秋山 好光*1 島田 周*1 田中 真二*1
*1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子腫瘍医学分野
*2東京慈恵会医科大学外科学講座