肝胆膵第80巻第1号

TG18急性胆管炎・胆嚢炎の抗菌薬治療

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  • 矢野 晴美,他(国際医療福祉大学)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈要旨〉
    TG18急性胆管炎・胆嚢炎の抗菌薬治療では,TG13を引き継ぎ,市中発症,医療関連発症に大別し,重症度別に適切と考えられる初期治療での抗菌薬を提示している.現場では,急性胆管炎・胆嚢炎の原因微生物を同定するため培養検査を提出する.血液培養,胆汁培養,胆嚢などの術中検体などを提出することで原因微生物の同定,感受性が可能である.TG18の改定のポイントは以下の3点である.軽症および中等症の急性胆嚢炎の抗菌薬投与は,胆嚢摘出の術前および術中の抗菌薬投与のみが推奨される.エビデンスが乏しい急性胆管炎の抗菌薬投与期間は,胆道の閉塞が解除されるなど感染源のコントロール後4~7日間が推奨されている.今後,血流感染を伴う急性胆管炎・胆嚢炎の治療期間が課題となっている.

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詳細

Practical essence and case-studies for TG18 antimicrobial therapy for acute cholangitis and cholecystitis
矢野 晴美*1 高田 忠敬*2 吉田 雅博*3 桐山 勢生*4 横江 正道*5 露口 利夫*6 樋口 亮太*7 浅野 之夫*8 向井 俊太郎*9
*1国際医療福祉大学医学教育統括センター・感染症学
*2帝京大学医学部外科
*3国際医療福祉大学市川病院一般外科,人工透析センター
*4大垣市民病院消化器内科
*5名古屋第二赤十字病院第二総合内科
*6千葉県立佐原病院院長
*7東京女子医科大学消化器外科
*8藤田医科大学ばんたね病院外科
*9東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野