肝胆膵第80巻第1号

非代償性肝硬変に対するソホスブビル/ベルパタスビル治療

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  • 竹原 徹郎(大阪大学)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈要旨〉
    C型肝炎に対する治療は1992年以来,慢性肝炎から代償性肝硬変までを広く治療対象としてきたが,非代償性肝硬変は常に治療対象外であった.本邦において,2019年2月から同疾患に対してソホスブビル/ベルパタスビル治療が可能となった.非代償性肝硬変患者は,治療の有無にかかわらずさまざまな非代償性イベント(肝不全,静脈瘤出血,感染症,腎障害など)を発症し,また肝発癌のリスクも極めて高い.治療に当たってはベースラインでの病態の正確な把握と,治療開始後も慎重な経過観察が求められる.感染症としてのC型肝炎が治癒した後に,極めて進行した肝疾患がどの程度可塑性を示すのかについては,今後明らかにされなければならない.

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Sofosubuvir plus velpatasuvir treatment for patients with hepatitis C decompensated liver cirrhosis
竹原 徹郎
大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学