肝胆膵第80巻第1号

OSLO-COMET試験によるこれからの大腸癌肝転移治療

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  • 野見 武男(奈良県立医科大学)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈要旨〉
    近年,腹腔鏡下肝切除は急速に普及している.出血量,術後合併症,術後在院日数などの術後短期成績は,開腹手術に比較して良好であるとする報告が多い.しかし腹腔鏡下肝切除と開腹肝切除を比較したランダム化比較試験(RCT)は,これまで報告されていない.OSLO-COMET試験は,大腸癌肝転移に対する腹腔鏡対開腹肝切除の術後合併症を主要評価項目とした初のRCTである.術後合併症は,開腹群31%に対して腹腔鏡群19%と腹腔鏡で有意に良好であった(p=0.021).本試験の結果は,今後の大腸癌肝転移治療に大きな影響を与える可能性がある.

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Future treatment for colorectal liver metastases based on the results of OSLO-COMET trial
野見 武男
奈良県立医科大学消化器・総合外科