肝胆膵第80巻第1号

本邦における術前胆道ドレナージの現状と展望

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  • 殿塚 亮祐,他(東京医科大学)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈要旨〉
    本邦では,以前より手術を企図している閉塞性黄疸を合併した膵胆道癌に対して,術前胆道ドレナージがルーティンとして行われてきた.しかし,2010年のvan derGaagらのrandomized controlled trial において,術前ドレナージ(PBD)群とPBDなしの早期手術(UFS)群を比較したところ,重篤な偶発症がPBD群で有意に高いという結果が示され,PBDに関する考えに一石を投じた.一方で,近年のself-expandable metalstent(SEMS)の有用性の報告や,neo adjuvand therapyの重要性の高まりによって,現在は,SEMSによるPBDが主流になりつつあるが,今後の前向き試験の結果が待たれるところである.

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Current preoperative biliary drainage in Japan
殿塚 亮祐 糸井 隆夫
東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野