臨床精神医学第47巻増刊号

睡眠薬の種類と正しい使い方

電子書籍のみ

  • 三島 和夫(秋田大学)
  • 発行日:2018年12月28日
  • 〈抄録〉
    睡眠薬の多剤併用,漫然長期処方が今,厳しく問われている。睡眠薬を含む向精神薬の多剤併用や長期漫然投与を抑止することを目的とした診療報酬改定がこの6年間で4度行われた。「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」のコンセプトに基づき,不眠症の治療戦略,特に出口戦略(安全な長期維持療法もしくは減薬中止)について患者とともに意思決定することが求められている。ベンゾジアゼピン系睡眠薬はファーストラインから外れ,よりリスクが低減された非ベンゾジアゼピン系睡眠薬,メラトニン受容体作動薬,オレキシン受容体拮抗薬を適宜選択して不眠症の薬物療法を組み立てることが推奨されている。睡眠薬のリスクとベネフィットを患者自身が理解,納得し,積極的に治療に参加するアドヒアランスの高い不眠医療こそが治療転帰を向上させる最も有効な手立てとなる。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

The proper use of hypnotics
三島 和夫
秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座