臨床精神医学第49巻第2号

超高齢社会と認知症

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  • 池田 学(大阪大学)
  • 発行日:2020年02月28日
  • 〈抄録〉
    わが国は世界一の長寿国であり,すでに高齢化率は28%に到達し,現時点の認知症と軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment : MCI)の数はおのおの500万人を超えたとする試算も報告されている。認知症医療において,精神症状や行動障害の治療,認知症の鑑別診断で最も重要になる老年期うつ病とせん妄の診断,生活支援や多職種によるチーム医療によって当事者や家族に寄り添う意義,などを熟知している精神科医の役割は重要である。一方,専門医数の不足,専門医ならびに研修施設の地域偏在の解消は,喫緊の課題である。認知症などの老年期精神疾患に関わる一般精神科医あるいは日本精神神経学会の認知症診療医と施設研修などハードルの高い日本老年精神医学会専門医をつなぐ資格として,日本老年精神医学会の学会認定医制度が開始される予定である。

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Super-aged society and dementia
池田 学
大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室