臨床精神医学第49巻第1号

高齢者・認知症への認知行動療法

電子書籍のみ

  • 樫村 正美(日本医科大学)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈抄録〉
    高齢者を対象とした認知行動療法(以下CBT)に関する研究では,高齢者の不安やうつ症状の改善にCBTが有効であることが示されている。一方,対象とする年齢基準が研究によって異なること,そして研究方法が現在の臨床研究基準に合致していないものが多いなど,先行研究の知見には限界がある。認知症や軽度認知障害の高齢者を対象としたCBTは認知機能の低下や高齢者特性をふまえた配慮や工夫を用いることによって十分に実施可能であり,不安やうつ症状への効果が示されている。認知症の有無にかかわらず,高齢者にCBTを実施する場合には,患者が認知行動モデルをどの程度理解できるかについてのアセスメントと心理教育のための時間を設け,丁寧に関わることが重要である。また,高齢者との関わりの中では治療者自身の加齢に対する信念を自覚したうえで,高齢者と協働作業を行うことが求められる。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Cognitive behavioral therapy for older people with/without dementia
樫村 正美
日本医科大学医療心理学教室