臨床精神医学第49巻第1号

インターネット支援型認知行動療法

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  • 小口 芳世(聖マリアンナ医科大学)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈抄録〉
    うつ病に対する認知療法・認知行動療法の有効性が確立し,保険適用になってから,はや10年近くが経過するが,訓練されたセラピストが不足していることや時間的側面など,解決すべき課題は山積している。Web を使用した認知療法は,これらの問題を解決する可能性が示唆されたが,低い治療アドヒアランスが大きな壁となっている。そこで通常の対面式の面談にIT機器を利用するハイブリッド型認知行動療法が開発され,その有効性が検証され,効果と治療アドヒアランスの面から良好な結果が得られた。また,近年では人工知能を有したインターネット認知行動療法も登場してきた。これは専門家のサポートによる支援型iCBTにおいても解決が難しいコストの面で期待ができ,専門家による関与を最小限にすることを目的とする中で,その有効性が検証された。結果,脱落率が有意に減ることや長期的に将来の重症抑うつ患者を減らす可能性があることが示唆された。

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Internet-assisted cognitive behavioral therapy
小口 芳世
聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室