臨床精神医学第49巻第1号

精神分析の潮流

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  • 阿比野 宏(タヴィストッククリニック)
  • 発行日:2020年01月28日
  • 〈抄録〉
    この稿では,精神分析の根底に流れ続けている一つの基本的な考え方である,紡がれた物語を通しての人の心の働きの理解について述べた。私自身の実際のケースを通して,いかに無意識的な情緒的体験が人の行動や情緒に影響を与えるのかについて示した。人はそれぞれ乳幼児期に作りあげられた自分自身の物語を鋳型として,無意識的に持っており,それに基づいてさまざまな人との関わりを理解し,感情,情緒的な意味づけをすることを示した。そして,人が幼少期,乳児期の生存のために作り上げた物語に,それが無意識であるがゆえに,大きく影響され,体験する情緒や行動を強く支配しているかについて触れた。さらに,なぜ頻回の,とりわけ週4,5回の精神分析療法のみが,そうした無意識の鋳型の物語を情緒的,体験的に理解できるようにする可能性のある治療であるかについて議論を加えた。最後に,精神分析家が自身の無意識への理解を続けることの重要性に触れた。

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Fundamental flow of psychoanalysis
阿比野 宏
英国精神分析協会 タヴィストッククリニック