肝胆膵第82巻第1号

急性膵炎診療における地域連携モデルの構築

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  • 大本 俊介,他(近畿大学)
  • 発行日:2021年01月28日
  • 〈要旨〉
    当院は南大阪エリアにおいて急性膵炎地域連携モデルの構築に取り組んでいる.南大阪地域101施設へアンケート調査を行い,各病院の医師,医療連携事務が参加する会合を年に一度開催し,現状把握とともに搬送に有用な膵炎MAPを作成して膵炎治療成績向上を図った.結果,膵炎MAP利用率は39.4%で各施設間の搬送に有用性を認め,南大阪地域以外への搬送率も2019年には18%まで改善した.Pancreatitis bundlesの使用率は初回アンケート実施時の29%から45%に上昇した.南大阪膵炎MAPの作成と地域連携構築会議を開催することで南大阪地区において急性膵炎患者の地域連携が構築されつつあり,急性膵炎患者に対する治療成績の向上が期待される.

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詳細

Establishment of the regional cooperation system model for acute pancreatitis
大本 俊介*1 竹中 完*1 工藤 正俊*1 松本 逸平*2 竹山 宜典*2
*1近畿大学病院消化器内科
*2同 外科