肝胆膵第82巻第1号

急性膵炎診療における造影CTの意義

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  • 辻 喜久(札幌医科大学)
  • 発行日:2021年01月28日
  • 〈要旨〉
    急性膵炎臨床における造影CTは,局所合併症の診断・治療との関係の中でとらえられてきた.歴史的には1992年のアトランタ基準や厚生労働省の診断基準において造影CTによる膵壊死などの局所合併症の診断基準が導入されたが,2012 年の改訂アトランタ分類やDeterminant-based classification,2015年の本邦のガイドラインと経てroutineとしての造影CTには慎重な姿勢が強調された.しかし,近年,ガイドラインなどが患者アウトカムの改善に寄与するエビデンスは乏しく,直近の米国DDWでも造影CTは他疾患の鑑別の必要性などとも相まって一定の率で施行されていることが報告された.

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Role of contrast enhanced CT in primary care for acute pancreatitis
辻 喜久
札幌医科大学総合診療医学講座