肝胆膵第81巻第5号

ソラフェニブ-レゴラフェニブsequential治療に適した患者像

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  • 森口 理久,他(京都府立医科大学)
  • 発行日:2020年11月28日
  • 〈要旨〉
    ソラフェニブ-レゴラフェニブsequential治療は,選択バイアスはあるもののとても良好な成績で示されていて,進行肝細胞癌の診療において重要な治療戦略の一つである.しかしながら,レゴラフェニブの導入にあたってはRESORCE試験の登録基準が推奨され,すべての症例でソラフェニブ-レゴラフェニブsequential治療が施行できるわけではなく,レゴラフェニブ導入の候補となるのはソラフェニブ導入症例の30~ 40%程度と報告されている.レゴラフェニブの候補となりやすいソラフェニブ導入時の特徴として,肝機能良好,脈管浸潤なし,比較的おとなしい腫瘍であることが報告されている.一方,ソラフェニブ治療の無増悪生存期間とレゴラフェニブ治療の成績との関連性の報告や,レゴラフェニブ治療の有害事象と治療成績の関係およびレゴラフェニブ治療とソラフェニブ治療の有害事象の再現性に関する報告もみられ,ソラフェニブ治療時の成績もレゴラフェニブ導入を検討するうえで重要と思われる.

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Patient’s background suitable for sorafenib-regorafenib sequential therapy
森口 理久 伊藤 義人
京都府立医科大学消化器内科