肝胆膵第77巻第3号

癌幹細胞と免疫細胞の腫瘍宿主相関−癌幹細胞の視点から−

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  • 島田 周,他(東京医科歯科大学)
  • 発行日:2018年09月28日
  • 〈要旨〉
    癌幹細胞は,組織幹細胞と同様に微小環境(ニッチ)により自己複製能・多分化能などの幹細胞性が維持されている.癌幹細胞ニッチには,腫瘍随伴マクロファージ(TAM)や骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)などの免疫細胞が豊富に含まれており,免疫細胞から供給される液性因子によりその幹細胞性が制御されているだけでなく,癌幹細胞が免疫細胞を誘導していることが明らかになってきている.また,癌幹細胞はこれらの免疫細胞を利用して腫瘍免疫を回避しており,最近注目されている癌免疫療法は癌幹細胞を標的とする新規治療方法としても有望である.

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Roles of immune microenvironment in cancer stem cell niche
島田 周 芹沢 海咲 田中 真二
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子腫瘍医学分野