肝胆膵第77巻第3号

細胞死機構の視点から

電子書籍のみ

  • 疋田 隼人(大阪大学)
  • 発行日:2018年09月28日
  • 〈要旨〉
    慢性肝疾患においては,持続的な肝細胞死が認められる.細胞死には大きく分けてアポーシスによる細胞死とネクローシスをはじめとする非アポトーシス型の細胞死に分けられる.各種慢性肝疾患では,細胞死のなかでも肝細胞アポトーシスが多数散見される.一般的にアポトーシスはネクローシスなど非アポトーシス型の細胞死に比して,ほかの細胞に与える影響が小さい細胞死である.しかし,実際に肝細胞アポトーシスは,それだけで酸化ストレスの上昇を誘発し,肝発癌をも誘導することが明らかとなっている.本稿では,慢性肝疾患で認められる肝細胞死の原因と,肝細胞死自体が個体レベルでどのように影響するのかを解説したい.

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

From the perspective of cell death mechanism
疋田 隼人
大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学