臨床精神医学第47巻第4号

甲状腺の異常

電子書籍のみ

  • 赤水 尚史(和歌山県立医科大学)
  • 発行日:2018年04月28日
  • 〈抄録〉
    甲状腺疾患の代表例としてバセドウ病,橋本病,甲状腺結節があり,バセドウ病と橋本病においては甲状腺機能異常が臨床上重要である。甲状腺機能異常症は,甲状腺中毒症/機能亢進症と甲状腺機能低下症に大別される。前者をもたらす疾患として,バセドウ病,機能性甲状腺腺腫,破壊性甲状腺中毒症(亜急性甲状腺炎,無痛性甲状腺炎など),TSH産生腫瘍などがある。この中で頻度の最も多いものはバセドウ病であり,次いで破壊性甲状腺中毒症である。後者の原因として橋本病,甲状腺摘出後,放射性ヨード治療後,ヨード過剰摂取,先天性の甲状腺異常などがあげられる。甲状腺機能異常症の診断はまず甲状腺機能検査から開始することになり,病因検査として甲状腺自己抗体検査が有用である。一方,甲状腺結節に関しては甲状腺エコーなどの画像検査や病理学的検査が重要である。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Thyroid disorders
赤水 尚史
和歌山県立医科大学内科学第一講座