臨床精神医学第47巻第4号

尿酸の異常

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  • 西澤 均(大阪大学)
  • 発行日:2018年04月28日
  • 〈抄録〉
    尿酸は,プリン代謝における最終産物であり,血清尿酸値7.0 mg/dL以上が高尿酸血症と定義されている。痛風を伴う高尿酸血症は専門医に紹介することが望ましい。無症候性高尿酸血症については,まず食事指導をはじめとする生活習慣改善指導が中心となるが,高血圧などの合併症を認める例では血清尿酸値8.0 mg/dL以上で,合併症のない例では9.0 mg/dL以上で,専門医への紹介を検討することが望ましい。薬剤性の高尿酸血症にもしばしば遭遇するので,内服薬のチェックにも留意されたい。低尿酸血症については,血清尿酸値2.0 mg/dL以下で尿路結石や運動後急性腎不全の既往がある場合には専門医への紹介が望ましい。

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Dysregulation of serum uric acid
西澤 均
大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学