臨床精神医学第52巻第6号

攻撃性と脳画像検査,脳機能画像検査

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  • 黒木 規臣(埼玉県立精神医療センター)
  • 発行日:2023年06月28日
  • 〈抄録〉
    攻撃性や暴力の背景は多様で,その基盤となる脳機能についても多様なものが想定される。攻撃性の心理的基盤については,被害的認知による判断や倫理的判断など,判断のレベルの問題や衝動性のレベルの問題がある。倫理的判断や衝動性についての簡単な解説を行った。それぞれ多数の脳領域が空間的・時間的に協調して機能を形成していると考えられる。攻撃性と精神疾患の関連の研究は,反社会性パーソナリティ障害・psychopathy,統合失調症などで行われているが,一致した所見は得られていない。対象の設定や暴力の性質の違いなどから多様な所見が報告されている可能性がある。攻撃性の質的な違いを考慮したうえでの研究は,困難度が非常に高いが,より詳細な解明が今後も必要な分野である。

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Aggression in neuroimaging
黒木 規臣
地方独立行政法人埼玉県立病院機構埼玉県立精神医療センター