臨床精神医学第50巻第11号

摂食障害の長期的展望

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  • 山田 恒(兵庫医科大学)
  • 発行日:2021年11月28日
  • 〈抄録〉
    摂食障害は,体型や体重へのこだわりと食行動異常を主な症状とする精神障害である。思春期や青年期の女性に多く発症し,心身の健康状態や日常生活,社会機能に著しい支障をきたし,精神障害の中でも死亡率が高い疾患として知られている。摂食障害の治療は,低体重や過食嘔吐といった目の前の現実を改善するだけでなく,そうせざるを得なかった苦悩を理解し,それに対して個々の状態に応じたアプローチを行うことが重要であり,患者の人生全体を視野に入れた長期的な治療が必要である。今回,初期治療,慢性期治療というステージごとに,神経性やせ症と神経性過食症の診断ごとの対応と治療介入の注意点について,予後調査の結果などのエビデンスを交えながら具体的に提示した。また摂食障害という病気が,今後どのようになっていくかについても考察を加えた。

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Long-term perspectives on eating disorders
山田 恒
兵庫医科大学精神科神経科学講座