臨床精神医学第50巻第11号

PTSD症例の“その後”の生活―回復後の長期的経過―

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  • 岩井 圭司(兵庫教育大学)
  • 発行日:2021年11月28日
  • 〈抄録〉
    通常の外来診療において良好な治療経過をたどり,治療終結後,相当期間を経て偶然から再会を果たした2症例を提示した。PTSD症状の消褪後にも精神的苦痛ないし症状が3~20数年間続いていたことが認められた。つまり,PTSDからの回復が患者にとって全面的な回復を必ずしも意味しないと考えられた。このことについては,今後の研究の進展が望まれる。また併せて,精神科医がPTSDをいわば“身近な”病態として捉えることの必要性を指摘した。

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Ex-Patients with PTSD: sufferings in their life afterwards
岩井 圭司
兵庫教育大学大学院人間発達教育