肝胆膵第84巻第3号

慢性膵炎における膵癌スクリーニングはどのように行うべきか

電子書籍のみ

  • 保坂 優斗,他(鹿児島大学)
  • 発行日:2022年03月28日
  • 〈要旨〉
    慢性膵炎は膵癌発症の危険因子の一つであり,長期的に発癌リスクがあることが知られている.そのため定期的に膵癌スクリーニングを行うことが望ましいが,慢性膵炎患者に対する膵癌早期診断のためのスクリーニング検査の有用性は証明されておらず,スクリーニング効果の検証は今後の課題である.また慢性膵炎の診断や病期決定に重要な役割をもつ超音波内視鏡検査は,炎症や線維化,石灰化により早期の膵癌を検出する感度が低下するため,慢性膵炎患者に対する膵癌スクリーニングの検査としては推奨されていない.また最適なサーベイランス間隔もわかっていない.今後エビデンスを集積し,慢性膵炎独自の膵癌スクリーニング法を確立していく必要がある.

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

How should pancreatic cancer screening be performed in patients with chronic pancreatitis?
保坂 優斗 蔵原 弘 田上 聖徳 大井 秀之 伊地知 徹也 山﨑 洋一 川﨑 洋太 中条 哲浩 又木 雄弘 大塚 隆生
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器・乳腺甲状腺外科学