肝胆膵第84巻第3号

慢性膵炎診療ガイドライン2021 の改訂のポイント

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  • 伊藤 鉄英,他(福岡山王病院)
  • 発行日:2022年03月28日
  • 〈要旨〉
    慢性膵炎診療ガイドラインが改訂され,2021年11 月に第3 版として発刊された.主な改訂点は2019年に慢性膵炎診断基準が改訂されたことに伴い,詳細に改訂の内容を解説した.新診断基準ではmechanistic definitionの概念が取り入れられ,進行した慢性膵炎の病理像や臨床像のみに着目するのではなく,慢性膵炎を機械論的に理解・定義し,そこに至るまでの病的過程に注目することが早期診断に重要とされている.また,疼痛症状を有する慢性膵炎の膵管狭窄や膵石に対する治療として内視鏡的治療(+ESWL)の推奨,慢性膵炎における骨粗鬆症のスクリーニング検査の有用性,さらにサルコペニア治療として膵消化酵素薬補充療法を含む栄養療法が有用であることが追加された.また,膵外分泌機能不全および膵性糖尿病の診断および治療に関しても新たに言及された.最後に慢性膵炎の予後について,特に慢性膵炎の病態への進行阻止に関しても記載されている.

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詳細

Key points for revision of chronic pancreatitis clinical practice guidelines 2021
伊藤 鉄英*1,2 植田 圭二郎*1,3 髙松 悠*1,3 松本 一秀*3 寺松 克人*3  竹野 歩*3  藤森 尚*3
*1福岡山王病院膵臓内科・神経内分泌腫瘍センター
*2国際医療福祉大学医学部消化器内科
*3九州大学病態制御内科学肝臓・膵臓・胆道内科