肝胆膵第84巻第3号

診断基準改訂は早期慢性膵炎診療にどのようなインパクトを与えるか

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  • 菊田 和宏,他(東北大学)
  • 発行日:2022年03月28日
  • 〈要旨〉
    2019年に慢性膵炎臨床診断基準が改訂され,早期慢性膵炎の診断も見直しが行われた.今回の改訂では,慢性膵炎の定義にmechanistic definitionの考え方が取り入れられ,早期慢性膵炎の診断項目が危険因子の観点から見直された.膵炎関連遺伝子異常と急性膵炎の既往が診断項目に組み入れられ,診断能の向上が期待される.臨床徴候に背部痛が追加され,飲酒歴については純エタノール換算60 g/日に基準が緩和された.早期慢性膵炎の画像診断基準ではEUS所見が整理されるとともに,MRCP所見が追加された.診断基準の改訂が慢性膵炎診療の質の向上と患者の予後改善につながることを期待したい.

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How the revised diagnostic criteria will impact on the diagnosis and the treatment of early chronic pancreatitis?
菊田 和宏 正宗 淳
東北大学大学院医学系研究科消化器病態学