臨床精神医学第49巻第5号

難聴と認知症予防

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  • 小渕 千絵(国際医療福祉大学)
  • 発行日:2020年05月28日
  • 〈抄録〉
    高齢化社会において,認知症を予防することは健康で豊かな生活を送るうえで重要な課題といえる。最近の報告で,難聴は認知症を予防するための修正しうるリスク要因の一つに取り上げられるようになった。聴覚情報を聞き取るうえでは,話の内容に対する注意や記憶,知識の照合,推測,意味理解など,さまざまな認知機能が必要となる。難聴が生じると,聞く過程に必要な認知機能にも影響しうると考えられ,両者の関連を示唆する論文もみられるようになった。そのため,難聴への対応を行うことは,結果として認知症予防に貢献すると考えられ,そのエビデンスが増えつつある。しかしながら,難聴があっても補聴器非装用である者も約6割存在するため,装用率を上げて会話量の確保を行い,さらにはその質も見直すことが重要である。高齢者本人だけでなく,周囲の人がコミュニケーションパートナーとしての技量を備え,相互理解を行うことが,認知症予防にも有用と考える。

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Hearing loss and prevention of dementia
小渕 千絵
国際医療福祉大学成田保健医療学部言語聴覚学科