臨床精神医学第49巻第5号

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  • 特集/認知予備力と認知症予防
  • 発行日:2020年05月28日
  • <企画趣旨>
    2019年6月に「認知症施策推進大綱」が発表され、そのキーワードとして「予防と共生」が掲げられている。「予防」とは、「認知症にならない」という意味ではなく、「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」という意味であり。運動不足の改善、糖尿病や高血圧症など生活習慣病の予防、社会参加による社会的孤立の解消や役割の保持などが認知症の発症を遅らせることができる可能性が示唆されている。本特集では、認知症予防を目指した修復可能なリスクファクターについて、予防可能性について概説していただく。

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〈目次〉
認知症施策推進大綱が目指すものは何か─「共生」と「予防」─ (東京都健康長寿医療センター研究所)粟田 主一
認知予備力と認知症予防 (大阪河﨑リハビリテーション大学)武田 雅俊
教育と認知症予防 (大阪市こころの健康センター)喜多村 祐里
難聴と認知症予防 (国際医療福祉大学)小渕 千絵
高血圧と認知症予防 (下総病院)熊谷 亮・他
糖尿病と認知症予防 (国立長寿医療研究センター)櫻井 孝
脂質異常症と認知症予防 (東京医科大学)櫻井 博文・他
飲酒と認知症予防 (大内病院)松井 敏史・他
うつと認知症予防 (日本医科大学千葉北総病院)下田 健吾・他
運動と認知症予防 (国立長寿医療研究センター)島田 裕之
家族の接し方と認知症予防 (浅香山病院)繁信 和恵
コミュニティカフェによる社会的孤立と認知症の予防 (岡山県立大学)村社 卓
食物と認知症予防 (名古屋学芸大学)下方 浩史
歯周病・口腔機能と認知機能低下との関係 (東京大学)永谷 美幸・他

研究報告
精神障害者におけるニーズの評価-Camberwell Assessment of Need-Japanese version(CAN-J)の特徴- 鈴木 浩太・他

特別寄稿
新型コロナウイルス案件で精神科のセンスが役立つかもしれないこと 勝田 吉彰