臨床精神医学第49巻第5号

認知症施策推進大綱が目指すものは何か─「共生」と「予防」─

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  • 粟田 主一(東京都健康長寿医療センター研究所)
  • 発行日:2020年05月28日
  • 〈抄録〉
    認知症施策推進大綱が目指すものは「認知症の発症を遅らせ,認知症とともに尊厳と希望をもって暮らせる社会」である。その大目標は「共生」と「予防」であり,「認知症の本人の視点に立って,本人・家族の意見を踏まえる」ことが基本原則とされている。一方, WHO世界行動計画が目指すものは「認知症が予防され,認知症の本人と家族がよりよく生き,尊厳・尊重・自立・平等をもって生きる力を充足するのに必要なケアや支援が受けられる世界」とされている。重要原則の筆頭には「認知症とともに生きる人々の人権」が掲げられている。認知症のリスクリダクションについては,リスク因子の多くが非感染性疾患のそれと共通するものであることから,関連領域のヘルスプロモーションとリンクさせ,プライマリ・ヘルス・ケアの中でサービスが提供されるようにすることを求めている。健康は基本的人権である。認知症とともに生きる人々の人権という重要原則を明示することが,これからのわが国の認知症施策の課題であろう。

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What is the aim of the framework for promoting dementia measures? Inclusiveness and prevention
粟田 主一
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所