肝胆膵第82巻第6号
壁在結節の検査法による差異CT vs. EUS
電子書籍のみ
- 三島 敬,他(千葉大学)
- 発行日:2021年06月28日
- 〈要旨〉
IPMN国際診療ガイドライン2017年版1)において,high-risk stigmata症例,つまり膵頭部病変例での黄疸,造影される5 mm以上の壁在結節,10 mm以上の主膵管拡張がある症例はそれ以上の精査は無用で切除に踏み切るべきであると記されている.結節の評価には,主にCT,MRI,超音波内視鏡などが用いられるが,この5 mmというミリ単位の結節をどれだけ正確に評価できるかに関しては,不明な点も多い.そこで今回,結節の評価に用いられるCTとEUSの正診率の比較と,その課題について,当科切除例の検討をふまえながら言及する.
詳細
The difference of accuracy for evaluation of mural nodule between CT and EUS
三島 敬 高野 重紹 古川 勝規 高屋敷 吏 久保木 知 鈴木 大亮 酒井 望 細川 勇 小西 孝宜 大塚 将之
千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学