肝胆膵第82巻第6号

ガイドライン切除例の成績からみた検証

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  • 大木 克久,他(静岡県立静岡がんセンター)
  • 発行日:2021年06月28日
  • 〈要旨〉
    現在の国際診療ガイドラインに基づき,IPMN 149 例の切除成績について検討した.全切除例のうち88%がhigh-risk stigmata,12%がworrisome featuresと術前診断された.切除後にinvasive carcinomaと診断されたのは26%で,全例がhigh-risk stigmataであった.Low-grade dysplasia(42%),high-grade dysplasia(32%)の5年生存率はおのおの91%,98%と良好であったが,invasive carcinomaでは72%と有意に不良であった.分枝型ではworrisome featuresの頻度が27%と高かった.分枝型は主膵管拡張を伴わないため術後膵液瘻の頻度が65%と有意に高く,手術適応の決定に注意が必要と思われた.

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Validation of the revised international consensus guidelines 2017 for the management of intraductal papillary mucinous neoplasm: a retrospective review of the resected cases
大木 克久 杉浦 禎一 蘆田 良 山田 美保子 大塚 新平 上坂 克彦
静岡県立静岡がんセンター肝・胆・膵外科