肝胆膵第82巻第6号

全国多施設共同研究によるIPMN長期予後

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  • 井手野 昇,他(九州大学)
  • 発行日:2021年06月28日
  • 〈要旨〉
    IPMN/MCN国際診療ガイドライン2012が発刊され,手術適応の閾値が引き上げられたことで特に分枝型IPMN経過観察例の自然史を明らかにすることが重要課題である.このため日本膵臓学会の嚢胞性膵腫瘍委員会として「分枝型IPMNの前向き追跡調査委員会」が発足した.2012 年8 月1日から2年間の登録期間中に,本委員会の12施設と協力機関62施設の計74施設から前向き追跡対象症例は2,254例が登録された.経過観察は2019 年7 月31日で終了し,各症例の欠損値の確認・問い合わせ作業もほぼ終了した.解析結果から分枝型IPMNの進展を含めた自然史ならびに併存膵癌との関連解明,さらに膵癌の早期診断が可能か否か,などが明らかにされることが期待される.

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詳細

Multi institutional, prospective surveillance study for branch duct-IPMN in Japan
井手野 昇*1 守田 真基子*1 大塚 隆生*2 中村 雅史*1
*1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科学
*2鹿児島大学大学院腫瘍学講座消化器・乳腺甲状腺外科学