肝胆膵第78巻第3号

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  • 特集/肝性脳症治療の変遷
  • 発行日:2019年03月28日
  • 〈企画趣旨〉
     肝性脳症自体は古くから肝硬変の重大な合併症として存在し、さまざまな診断・治療法が発展してきた。とりわけ1980~90年代に芳香族アミノ酸やアンモニア代謝をコントロールする合成二糖類といった治療法が導入され短期的には大きな進歩を遂げている。近年世界標準的な抗菌薬が本邦でも使用可能となり、またMRIなどの先進的な画像診断を使用した早期診断の可能性なども提唱されている。本特集では、ようやく世界標準の治療が可能となった現在の肝性脳症について、総括と今後の展開についてまとめておくことを目的とした。

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〈目次〉
〔巻頭言〕肝性脳症治療の新展開 岩手医科大学 鈴木 一幸
肝性脳症の最新知見
 肝性脳症患者の動向−過去と未来の疫学的知見− 埼玉医科大学 中山 伸朗,他
 肝性脳症の発症機序と誘発因子−最近の考え方− 久留米大学 川口 巧,他
 肝性脳症の予後と治療意義 慶應義塾大学 齋藤 英胤
 肝性脳症診断のup to date 三重大学 岩佐 元雄
 ミニマル肝性脳症の治療意義 岩手医科大学 遠藤 龍人,他
肝性脳症治療の最近の考え方
 肝性脳症治療の流れと各薬剤の位置づけ 北海道大学 小川 浩司,他
 非吸収性合成二糖類 大分大学 清家 正隆
 難吸収性抗菌薬−リファキシミンの有効性・安全性− 順天堂大学医学部附属静岡病院 村田 礼人,他
 カルニチン製剤 武蔵野赤十字病院 中西 裕之,他
 肝硬変における亜鉛補充療法の意義−窒素代謝異常改善および肝性脳症予防効果− 大阪国際がんセンター 片山 和宏
 栄養指導と生活指導 愛媛大学 阿部 雅則,他
 シャント性肝性脳症の治療−IVR(B-RTO)− 中沢内科医院 中澤 貴秀,他
 肝癌治療における肝性脳症−分子標的治療薬の副作用マネージメント− 帝京大学ちば総合医療センター 小尾 俊太郎
 代謝性疾患による肝性脳症とその治療−尿素サイクル異常症を中心として− 済生会横浜市東部病院 乾 あやの
肝臓と消化管 −腸・肝・脳相関をベースに−
 各種肝疾患における腸内細菌叢の変化 新潟大学 上村 顕也,他
 肝性脳症と腸内細菌叢の関連−SIBO,PPI服用による脳症再発頻度の変化− 福島県立医科大学 阿部 和道,他
 肝疾患による消化管への影響−Leaky Gut症候群,腸・肝相関− 横浜市立大学 米田 正人,他
エキスパートコンセンサス −トータルケアを目指すために−
 肝硬変のトータルマネジメント 奈良県立医科大学 鍛治 孝祐,他
 肝性脳症とサルコペニア 岐阜大学 清水 雅仁,他
 肝性脳症と認知症の鑑別診断の必要性−認知症疾患診療ガイドライン2017,認知機能低下の定量的検査法− 東京慈恵会医科大学附属柏病院 稲村 圭亮,他
座談会 肝硬変診療トータルケアにおける肝性脳症の診療−過去,現在,未来− (司会)上野 義之(山形大学)/中島 淳(横浜市立大学)/沖田 極(山口大学名誉教授・周南記念病院)/吉治 仁志(奈良県立医科大学)
シリーズ 肝臓の病理形態の理解と診断へのアプローチ
好酸球浸潤 福井県済生会病院 中沼 安二