肝胆膵第78巻第2号

自己免疫性膵炎は膵癌の危険因子か−病理からの考察−

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  • 全 陽(King's College Hospital)
  • 発行日:2019年02月28日
  • 〈要旨〉
    自己免疫性膵炎が膵癌のリスクを上げる可能性として,膵組織中にPanINがしばしば合併していること,KRAS変異が高頻度にみられることがあげられる.実際,high-grade PanINや浸潤性膵管癌の合併例が散発的に報告されている.しかし,長期のステロイド治療,高齢といったほかの因子も考える必要があり,真にリスクを上げるのかはわかっていない.病理学的にも膵管上皮は通常よく保たれており,その点は原発性硬化性胆管炎や炎症性腸疾患と大きく異なる.本稿では,自己免疫性膵炎と膵癌の関連性を論じた報告を紹介し,考察したい.

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Does autoimmune pancreatitis increase the risk of pancreatic cancer?
全 陽
Institute of Liver Studies, King's College Hospital