肝胆膵第78巻第2号

血清IgG4陰性例の臨床的特徴

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  • 美登路 昭,他(奈良県立医科大学)
  • 発行日:2019年02月28日
  • 〈要旨〉
    このたび改訂された臨床診断基準にて1型自己免疫性膵炎は“IgG4 関連疾患の膵病変である”とされたが,血清IgG4が135 mg/dL以下のIgG4陰性自己免疫性膵炎は2〜3割存在する.血清IgG4陰性例の臨床的特徴の一つとして膵外病変が低率であることがあげられる.限局型の血清IgG4陰性自己免疫性膵炎を確実に診断し,不要な外科手術を回避するためには,EUS-FNAによる組織診断率の向上が必要である.自己免疫性膵炎に特徴的な画像を呈するも,血清IgG4陰性で膵外病変を有さず,病理診断基準も満たさないで,自然寛解する例も自己免疫性膵炎として拾い上げられる診断基準が望まれる.

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詳細

Clinical features of serum IgG4-negative autoimmune pancreatitis
美登路 昭*1 吉田 太之*3 沢井 正佳*4 関 建一郎*1 北川 洸*1 古川 政統*1 藤永 幸久*1 小堤 隆広*1 山尾 純一*2 吉治 仁志*1 
*1奈良県立医科大学消化器・内分泌代謝内科(内科学第三講座)
*2同 中央内視鏡部 
*3奈良県西和医療センター消化器・糖尿病内科 
*4南奈良総合医療センター消化器内科